やまいち鈴木農園

洋なし

 西洋なしともいいます。ヨーロッパ原産で、北アメリカ、オーストラリアをはじめ、世界中で広く栽培されています。

 洋なしはやや縦に長く、いびつで不正円形または短びん形の独特な形です。品種ごと果皮の色は赤や黄色、緑など様々で、日本で栽培されている品種の多くは緑から黄緑色が多く、追熟させると黄色に変わる種類もあります。 完熟した洋なしは滑らかな肉質で香気が高く、果汁も多く食味が優れ、味の芸術品とまでいわれるほど魅力を秘めた果物です。収穫直後は硬く、追熟させるために、一定期間放置しておくと熟し、強い芳香を発するようになります。

 南信州松川町では、有袋栽培が基本です。果肉の均一さと果皮の薄さ、甘さと酸味のバランスのとれた食味が、松川町の洋なしの特徴です。

ラ・フランス

 収穫は9月下旬から10月初旬です。

 全体が緑黄色の果実で、ややさびが出るものもあります。肉質はち密で、果汁も多く独特の香気、風味に加えて、甘みと酸味のバランスもよく、食味に優れる品種です。

 当園のラ・フランスは、生育初期に紙袋をかける有袋栽培方式を採用しています。無袋栽培に比べると、農薬の被ばくが少なく、安全でおいしい果実が収穫できることから、お客さまから高い評価をいただいております。

ル・レクチェ

 果実は短びん型で、ラ・フランスに比べて大玉です。収穫したては緑色ですが、30日間(15℃)の追熟後には明るいブライトイエロー・黄色に変わります。華やかな香気と極上の甘みが特徴です。上手に追熟が進むと、年によってはわずかに残る渋みもほど良いアクセントになり、香り・優れた外観とともに、果実個々の個性として輝きます。